IMG_0348


結婚願望はあまり無かった。

偶発的に「結婚」というライフイベントが訪れれば、してもいいかな?程度には思っていたし、
同棲していた彼がいたものの、
いつまでも結婚という一つのハードルだかアーチをくぐることもなく、漫然と日々が過ぎ、
このままだと、人類がアセンションを迎え、地球に宇宙人が飛来・居住する日の方が早く来ると思った。

というか、早々に諦めて、そんな願望を手放していたんだと思う。

30代前半、8年間の思い出を無碍にする形で、
私は外の世界へと目を向けてしまい、その時の彼には一方的に別れを告げたのであった。


外の世界に出て、恋をした。
更に、環水平アークぐらい珍しいことに、
結婚願望もしかり、子供が欲しい願望を感じてこなかった私が、
初めて「この人となら子育てをしてみたい」と思った。
ただこの恋は春の雪解けとともに、儚くも散った。

しかし、これがきっかけで、突如「結婚」やら「子育て」を意識し始めた。
時は、戦国。
世は、乱世。
30代半ばのことである。
並みいる武将と姫君たちは既に結婚をして、二人目のドキドキ家族計画なんかを練っているこのご時世。
遅咲きも良いところである。

もともと料理は嫌いではなかった。
同棲していた彼は、「手料理は食べない」という主義だったので
私は手料理を作る習慣はなかった。
私も元々偏食なので、空腹じゃなければなんでもいいという塩梅で、
コンビニで済ませることが多かった。

だが、あの日の恋が私を変えてしまった。

「ちゃんと食べさせないと、この人死んじゃう…」

などという、恋の相手に感じた危機感であった(←ので、吊り橋効果だったかもしれない。笑)




【私の自炊は、総合格闘技♬】

●ミッションその1。 「30分間で調理せよ」

最初、”結婚(生活)”というものをイメージした時に、
自分が仕事を辞めるという想像はなかったので、
共働きで、仕事後に子供を保育所に迎えに行き、スーパーで買い出し、
帰宅後、腹をすかせた子供と旦那様の帰宅時間を考慮して動く…
実に過密な主婦スケジュールが容易に想像できた。
 
これをルーティン化して、”自分の生活”として慣れてしまおうと思った。
そして自らに課した、「30分間で調理せよ」というミッション。


「30分で調理することこそ、花嫁修業!」

「1か月1万円設定にするのは目標じゃなく、模索だ!!」

「結婚地獄生活に馴れろ!!!」


脳内の鬼セコンドの声が聞こえてくる。

未来の旦那様(妄想)と子供(幻想)のために”自炊”をすることにした。
多分来年の今頃、想像妊娠しているんじゃないかという一抹の不安を残しながら…。



●ミッションその2。「1か月1万円でやりくりせよ」

学生時代は実際1か月1万円の食費でやりくりしていた。
超ドローカルな八百屋なのか商店なのか?よくわからない店先の床に
ザルの上に乗せられている、ニンジンが50円!!100円!!!という
無駄に意地を張った極貧生活を楽しんでいた。



その時に算数が苦手な私がざっくりと考えたのだけれど、

¥10,000/1か月(30日)なので、¥333/日しか使えないのだけれど、
 
1週間分の食材をまとめ買いすると、
 
¥2300程度/週 と、実はそこそこの食材が買える金額なのだ。

実際、無計画にスーパーで買い物をすると2000円前後になるので、
実は無理のない金額でもある。



嗜好品やQOLを高めるような商品、食材には手は伸ばせないながらも、
もともと”食に対する欲”が薄いので、学生時代当時は苦ではなかった。
今となっては社会人となり、ある程度のQOL維持はしたいので、

1か月1万円」とは言いながらも、あくまでも努力目標であり、
実際のところ、1万5千円程度だとしても、万々歳に思う。
こういう目標はキッチリしすぎると、心が荒む。ゆるくて十分なのだ。



ちなみに、QOLを無視して根詰めて節約生活をすると、

・加工肉(ベーコンやソーセージの類)は購入しない
・お惣菜は購入しない
・菓子パンは不用品

などがある。
今回は”花嫁修業”が前提なので、そこまでQOLを落とさずにしていきたい。




何より、1か月1万円食費というのは、

◆結婚後に融通が利くお金が無くなっても、その中でやりくりできる耐性をつけるこ
◆1万円で可能なレベルの把握
◆決まった予算内での購入食材の使い切り脳トレ(頭の中の食材パズル)

っていうのが主目的なのである。


節約は付随的要素だったりもする。



まぁ、ざっくりとこんな感じのブログです。

説明は追ってじょじょに追加します(^-^)